FantaPixの引き伸ばし(Enlarger)技術をカメラのDSPへの実装、またはファームへの組み込みを行うことによって、今まで拡大時に崩れていた画像が崩れることなく、ブロックノイズ、偽色なしに画像を拡大することができ、今まで見ることができなかった細部まで検証することが可能になります。 また、一台のカメラで補える認識範囲が広く設置台数を抑えられるため、経費削減を図ることができます。
セキュリティへの世界的な関心、要素技術の進化、機器の低価格化に伴い、カメラ、ビデオサーバ、ソフトウェア、周辺機器を含めたビデオ監視カメラ・システム市場は、2006年から2010年には、約10倍に成長するだろうと予測している。 そのうちカメラの売り上げ規模は、2006年から2010年には約13倍が見込まれている。
今後、監視カメラは、これまで主流だったCCDイメージセンサーからCMOSイメージセンサーへと移行すると見られている。
CCDは、製造工程が複雑でセンサーサイズを上げると高価になり、多様な技術ニーズに対応しにくい。
一方CMOSは、一般の半導体製造ラインと共通で製造できるため、低コストで製造。センサーの大型化にも適している。CMOSセンサーでは、信号を画素ごとに読み出しできるXYアドレス方式を採用しているので、画素ごとに信号を増幅したりノイズを除去する回路及び、多チャンネル読み出しや部分読み出しなど、これまでにない多様な技術にも対応できる。
CMOSやIP技術等の適用により、監視カメラ市場の多くのプレイヤーにとってシェアを上げる絶好のビジネス機会であると共に、この大きな変化は新規参入の機会ともなりうる。
さらに、この新しいシステムに使われる半導体の供給者にとっても大きな機会となる。
例えば、IPカメラやIPサーバに使われるDSP、イメージ・センサ、ロジックICやインターフェースIC(イーサネットやWiFiなど)が挙げられる。
2010年までに半導体市場としてビッグビジネスチャンスがあると予測される。
加えて、画像処理ソフトウェアや応用ソフトウェアの開発はシステム供給者の大きな差別化要素となるため、更に機能UPされる。